■日本最初の禅寺・聖福寺で、山野石材が日月庭 作庭の工事を行いました。
聖福寺は福岡の寺町である御供所町の中心に広々とした伽藍を構える日本最初の禅寺。
建久6(1195)年に鎌倉幕府の初代将軍・源頼朝公より土地を賜り、
臨済宗の宗祖である栄西禅師が開山し創建した、大変由緒のあるお寺です。
この日本を代表する名刹・聖福寺で、山野石材もお仕事をさせていただいています。
例えばこちらの歌碑についても弊社が建立に携わらせていただきました!
聖福寺にお参りに来られた際に、ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その聖福寺にて、このたび日月庭の作庭、および観世音菩薩が建立されることになり、
この春完成いたしました!
日月庭のメインとなるのがこの大きな〇△▢。
この〇△▢、禅宗においては深い意味があるのをご存知ですか?
江戸時代、聖福寺の僧侶として、また絵師としても名を馳せ、
愛され敬われた仙厓和尚。その仙厓和尚の作品の中で特に知られているのが
この〇△▢をモチーフにした作品です。
〇△▢の図形のみのシンプルな絵で、絵の中には作品解釈の手掛かりはなく
仙厓和尚の絵の中では最も難解とも言われているとか。
一説には〇は「悟りや真理・仏性・宇宙全体などの象徴」、△は「仏と一体となること」、
▢は「枠に囲まれ、囚われた心を表し、その枠の中から一歩踏み出すことによって
囚われのない境地に達することが出来る」とも言われますが、その解釈は実に様々です。
この〇△▢をメインモチーフにしたのが日月庭で、
この〇△▢の踏石を歩きながら、仙厓和尚が託した〇△▢の意味に思いを馳せることが出来るのです。
そして4月8日の花まつり、お釈迦様のご生誕をお祝いする「灌仏会(かんぶつえ)」の日に、
この日月庭作庭工事の完成のご法要と観世音菩薩の除幕式が行われました。
福岡県内にも緊急事態宣言が発令されていますので、まだまだ外出は自粛が必要ですが、
この自体が落ち着いたら、ぜひ聖福寺の〇△▢を歩いてみてくださいね。
そしてなんと聖福寺第133世住職 細川白峰老師様より山野石材のスタッフ全員に
〇△▢を描いた直筆の色紙までいただきました!
本当に素晴らしい色紙で社員一同感動しております。
心より感謝申し上げます。