手元供養をおしゃれに楽しむ方法を、
終活カウンセラーが徹底解説。

「最近『手元供養』という言葉をよく聞くけど、どんな供養のことを言うの?」
「手元供養とは、ご遺骨を全部、または一部を分骨し、小さな骨壺の中に収容してご自宅に置いたり、粉骨してアクセサリーの中に入れ、身に着けたりする供養の形です。お墓や納骨堂など従来の供養にこだわらない、現代人のライフスタイルに合った供養の方法として注目されていますね」
「そうなんだ!どんな人が手元供養を選んでいるの?」
終活カウンセラー「手元供養を選ぶ理由としては
①寂しくて、故人と離れがたい
②いつも故人と一緒に過ごしている気持ちでいたい
③お墓が遠方にあってなかなかお墓参りに行けない
④お墓や納骨堂に納骨したいが、手元にもご遺骨を残しておきたい
などが挙げられます。
つまり亡くなった方に対する思いがとても深く、供養を大切にする人が手元供養を選ぶ傾向にあるようですね」
「遺骨を家に置いておいたままで、法律的には大丈夫なの?」
「埋葬せず家に置いておくのであれば、法律上は問題ありませんよ。」
「でも遺骨を家に置くって、仏壇がないおうちには難しいんじゃないのかなあ」
「そんなことありません。最近では洋室に置いたり身に着けても違和感のないおしゃれな手元供養品もたくさん出ていますよ。
今回は現代人のライフスタイルにマッチしたおしゃれな手元供養品についてご紹介しましょう!」

手元供養と仏壇はどう違うの?
おしゃれな手元供養もあるの?

「仏壇はあるけれど手元供養とはどう違うの?」という質問をいただくことがあります。
かつては仏壇や仏間のある家が一般的で、「ご自宅での供養=仏壇」でした。
しかし、最近では住宅事情の変化や核家族化によって仏壇を置いていない家は決して少数派ではなくなりました。
「ということは、現代人は家の中でご先祖様や亡くなった方に思いを馳せたり、お参りすることは少なくなったのかしら?」
と心配になりますが、実はそうではありません。
大切な方を思う気持ちは時代が変わっても変わることはありません。
一方で「仏壇を置いたり、お墓参りに行くことができない。でもご供養はきちんとしたい」という方が増える中、選ばれている供養の形が「手元供養」なのです。

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仏壇の意味は?仏壇はなくても大丈夫?

仏壇とはその名の通り、仏様がいらっしゃる場所としてお寺を模して造られた、“家の中の小さなお寺”です。
宗派によって考え方は異なりますが、仏壇に置かれた位牌には亡くなった方の魂が宿っているとされ、 仏壇に手を合わせることはお寺にお参りとするのと同じ意味があるとされてきました。 つまり、毎日の暮らしの中で亡くなった方やご先祖様に感謝をし、故人のご冥福を祈り、大切な方と語らう場が仏壇なのです。
仏壇は、仏教を信仰する方にとってはとても大切なものです。 しかし、住宅事情の変化や核家族化などで仏壇を置きたくても置けない方や、ライフスタイルに合わないことからあえて仏壇を置かない選択をする人も増えており、今では仏壇のない世帯は6割を超えています。
では仏壇は、現代人にとって無くても良いものなのでしょうか。 それは違います。仏壇には宗教としての枠を超えた意味があります。それが愛する人を失った悲しみを癒す「グリーフケア」。
永遠に会うことができない、でも故人を感じながら話しかけたりする場所が欲しい、故人との絆をつなぐ場が欲しい―そんな残された方の思いの受け皿になってきたのが仏壇なのです
そうした心の絆、心のよりどころとしての仏壇の役割を補完しながらも、現代人のライフスタイルに寄り添った“新しい時代の供養”として選ばれているのが「手元供養」です。

手元供養のメリットとデメリット

故人を身近に感じながらも、現代人の生活にマッチした供養の形として注目されている「手元供養」ですが、もちろんメリットだけでなくデメリットもあります。手元供養を選ぶ前にきちんと確かめておきましょう。

手元供養のメリット

お墓や仏壇と比べて費用が安価。

手元供養品はお墓や納骨堂、一般的なお仏壇と比べても費用が圧倒的に安価です。価格は自宅墓やミニ仏壇タイプのものが5~20万円程度、ミニ骨壺などは数千円~数万円程度、遺骨ペンダントやアクセサリーは数万円~数十万円程度です。リーズナブルな価格の理由としては、コンパクトなこと、そして自宅に設置できることが挙げられます。その分ご遺骨の一部しか納めることができませんので、残ったご遺骨を埋葬する費用も併せて必要となります。

コンパクトなので置き場所に困らず、スペースを取らない。

手元供養はその名の通り、自宅に置いたり身に着けたりと、「手元」で供養できるコンパクトなものがほとんどです。仏壇のように仏間なども必要なく、リビングや寝室などに置いて日常生活のなかで供養できる、現代の住宅事情にも合った供養の形と言えるでしょう。

故人を身近に感じることができ、大切な人を失った寂しさを和らげることができる。

納骨は四十九日法要のあとに行うことが一般的ですが、「大切な人と別れるのが寂しい」「せめてご遺骨だけでも、少しでも長くそばにおいておきたい」という方も少なくありません。 手元供養品なら自宅に分骨した遺骨を安置したり、アクセサリーに入れて身に着けることで故人を身近に感じることができ、故人を失った寂しさを和らげることができます。

墓地や納骨堂に行く手間が無く、身近な場所で供養ができる。

少子化、核家族化などによって故郷を離れて暮らす方が増え、「お墓参りに行きたいけれど、なかなか行くことができない」という人も少なくありません。お墓参りに来る人がいなくて荒れ放題になってしまうお墓もあり、無縁墓や無縁の納骨壇は全国的にも問題になっています。
また、若い時は頻繁にお墓参りに行っていたけれど、高齢になり車の運転が出来なくなって「お墓参りがつらくなってきた」という方もいます。そんな場合も手元供養なら自宅に置いてご供養ができるため、お墓参りに行く必要が無く、故人も寂しくないでしょう。

檀家(門徒)になる必要が無く、管理費などが必要ない。

手元供養はお寺に行くことなく、自宅に置いたり身に着けたりしてご供養しますので、檀家(門徒)になる必要はありません。霊園などの設備・施設を利用することもありませんので管理費の支払いもなく、お墓参りのための交通費もかかりませんので、費用面でも安心です。

アクセサリータイプ、ミニ骨壺タイプ、ミニ仏壇タイプなど、種類やデザインが豊富。

一言で「手元供養」と言ってもミニ仏壇タイプ、アクセサリータイプ、ミニ骨壺タイプなど多様な種類があります。「個室に置きたいから、お洒落でアートなミニ骨壺がいい」「いつでも大切な人を身近に感じていたいからアクセサリーに入れて身に着けておきたい」「マンションなので大きな仏壇は置けないけれど、リビングにもマッチするミニ仏壇が欲しい」など、それぞれの住宅事情やご希望の供養スタイルに合わせてデザインを選べるのも手元供養の魅力です。

毎日すぐそばでお参りや話しかけることができ、心のこもった供養ができる。

「リビングに置いてあるので、毎朝『おはよう』『行ってきます』と話しかけたり、時には愚痴を聞いてもらったりしていますよ。むしろ生前よりも、よく話しているかもしれません(笑)」
これは実際に手元供養(自宅墓)を購入されたお客様の言葉です。
手元供養はお墓や納骨堂のように『ご遺骨を納める場所』としての役割だけではなく、『故人を感じることができるもの』としての役割が大きいように感じます。
また毎日近くで真心のこもった供養ができるため、なかなかお墓や納骨堂のお参りに行けない罪悪感が払しょくされ、故人とのつながりをより身近に感じることができることも魅力の一つです。

手元供養のデメリット

残ったご遺骨の埋葬先を確保する必要がある。

手元供養ではアクセサリーや小さな骨壺などにご遺骨を納めますが、納められるご遺骨はほんの少量です。そのため残ったご遺骨はどうするのかも考えておかなければなりません。
お墓や納骨に関する法律である「墓地埋葬法」第2章第4条には「埋葬又は焼骨の収蔵は、墓地以外の区域にこれを行なってはならない」と言う条文があり、『刑法』第190条では「死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、三年以下の懲役に処する。」と定められています。
つまり、手元供養に入りきれない遺骨は墓地に埋葬するか、許可された場所に安置する必要があるのです。
この際の選択肢としては、お墓、納骨堂のほかに、永代供養墓、散骨などがあります。
手元供養品とセットで残ったご遺骨の行先を提案しているところもありますので、埋葬場所が決まっていない場合はそうしたところを選ぶのも良いでしょう。

破損や紛失の心配がある。

手元供養はミニ骨壺やアクセサリーなどコンパクトサイズのものがほとんどです。
「お掃除の際に落として破損してしまった」「遺骨アクセサリーを身に着けていたら、つい紛失してしまった」ということも十分に考えられます。手元供養品の取り扱いには十分に気を付けましょう。

遺骨を自宅に置いておくことを反対する親族もいる。

「家にいつまでも遺骨を置いておくなんて縁起が悪いのでは」「分骨をするとあの世で故人が迷ってしまうので良くない」と手元供養に対して否定的な人もいます。
また「自宅に遺骨を置いたままにするのは法律的に問題があるのでは…」と不安に感じる方もいます。
結論から言うと分骨は縁起が悪いというのは全くの誤解であり、お寺などにお祀りされている「仏舎利」は分骨したお釈迦様のお骨と言われています。現在でも本山に喉ぼとけを分骨して納める習慣がある地域もあり、分骨は仏教においても普通に行われていることなのです。
また法律的にも、ご遺骨を庭などに埋葬するのは違法ですが、自宅に安置することは問題はありません。
こうしたことを説明して納得していただけるようなら大丈夫ですが、説得が難しい場合は手元供養は再検討した方が良いかもしれません。

お墓や納骨堂を買う場合は、手元供養以外にも費用が必要になる。

手元供養品にはすべてのご遺骨を収納することは出来ませんので、残ったご遺骨については別の納骨場所を確保しなければなりません。納骨場所としては「お墓」「納骨堂」「永代供養墓」「樹木葬」「合葬墓」「散骨」などになりますが、数万円~数百万円の費用が必要です。
すでにお墓や納骨堂を持っている場合は問題ありませんが、新規に購入する場合はその分の費用を用意しなければならないことも念頭に置いておきましょう。

手元供養品に入っているご遺骨の行先も決めておく必要がある。

手元供養の中に収められているご遺骨も、供養してくれる人がいなくなった場合はどこかに納骨しなければなりません。少量であってもご遺骨ですので、墓地埋葬法で定められた場所以外に埋めることは違法となります。
ペンダントなど手元供養品の中のご遺骨についても、ご家族や親族などにきちんと伝えておかないと、もしもの際に処分されてしまう場合もあります。手元供養を始める際は、最終的なご遺骨の行き先も考えておく必要があるでしょう。

〈残ったご遺骨の主な供養方法〉

お墓 納骨堂 永代供養墓 各宗派の本山に納骨 散骨 樹木葬

おしゃれでかわいい手元供養品。
タイプ別のおすすめ商品をご紹介。

「供養」という言葉に皆さんはどんなイメージを持っていますか?おそらくお寺や墓地のような、厳格かつ和の伝統を感じられる、また少々暗いイメージを持つ人も少なくないのではないでしょうか。実は、家に置いたり、身に着けて一緒にお出かけをしたりする「手元供養」は、逆におしゃれなものやかわいらしいものがとても多いのが特徴なんです!ここではタイプ別の手元供養品をご紹介します。

おしゃれ

天使になった赤ちゃんのための
かわいい手元供養

「亡くなった赤ちゃんを自宅供養したいけど、赤ちゃん向けのかわいい骨壺はないかしら?」
「生まれることが出来なかった小さな小さな赤ちゃんにぴったりの手元供養はある?」
赤ちゃんを死産・流産で亡くされた親御さんの悲しみは、それはそれは深いものです。そんな悲しみを少しでも癒すのが「手元供養」。
赤ちゃん用の手元供養の場合、2寸~3寸ほどの骨壺にほとんどのご遺骨を収納できますので、「お墓を用意するまで」または「親御さんの心が癒えるまで」手元でご供養する方も少なくありません。
赤ちゃん用の手元供養品には、ぬいぐるみの中に真鍮の骨壺が入ったものや、写真立てがセットになったもの、小さなおうちのような優しい風合いのものなど、一見手元供養品には見えないかわいいものがたくさん用意されています。

おしゃれ

マンションのリビングにも
マッチするモダンな手元供養

近年では家に仏間はもちろん、和室さえも無いお宅も少なくありません。
家族が集まるリビングはその多くが洋間で、おしゃれな洋室の空間にマッチする手元供養を求める人が増えています。
そんな洋室にもぴったりなのがオブジェ風の手元供養。陶器製や琉球ガラスなどで作られたミニ骨壺なども人気を集めています。
お地蔵さんを模ったものや花瓶風の手元供養もあり、インテリアとしてお部屋を彩るアイテムの一つとなっています。

おしゃれ

ファッションアイテムにもなる
おしゃれな手元供養

粉骨した故人の遺骨や遺灰の一部を納めて身につけることができるペンダント、指輪、ブレスレットなどの「遺骨アクセサリー」は大切な人、愛する人を失った方の心を癒し、寂しさを和らげるアイテムとして人気を集めています。
特にペンダントは豊富なデザインのものが用意されており、普通のペンダントを選ぶ感覚で手元供養選びを楽しむことが出来ます。ゴールドやシルバーはもちろん、ルビーやダイヤモンドなどの宝石を使った高級タイプのものもあり、故人の名前を刻印するサービスを行っている業者もあります。
故人との想い出の場所やコンサート、記念日、家族との食事会などの際に遺骨アクセサリーを身につけておくと、故人と一緒に過ごしている気分になれそうですね。

おしゃれ

遺骨も収納できる、
コンパクトでおしゃれな仏壇

核家族化が進む中で家に仏壇を置いてないお宅も増えてきました。
しかし、決して「供養の気持ち」が無くなったわけではなく、ご先祖様にはきちんと手を合わせたいと考えている人は少なくありません。特に家族や大切な人が亡くなったあとは、仏壇と代わりになる家の中で“手を合わせる場所”が必要となります。
そんな今人気を集めているのが、手元供養にも使えるコンパクトな仏壇です。
従来の仏壇の要素をぎゅっとシンプルにまとめたコンパクトな仏壇もたくさん登場していますが、最近では飾り台にミニ骨壺、おりん、ミニ花立などを置き、リビングの棚などに置いて供養できる「ミニ仏壇」も人気を集めています。

おしゃれ

お部屋に置いても違和感がない
おしゃれな自宅墓

ご遺骨を入れた小さな骨壺をコンパクトな墓石の中に収容し、家の中に置いてご供養をする「自宅墓」も近年話題を呼んでいます。
自宅墓にも墓石だけのもの、彫刻ができるもの、夫婦用、おしゃれなステンドグラスの写真立てを設置し、リビングに置いても違和感がないものなど様々な種類があります。しかしそのほとんどがミニサイズの墓石を設置しただけのもので、すべてのご遺骨は収容できません。残ったご遺骨を樹木葬や散骨にして供養するセットタイプの自宅墓もありますので、セット内容もしっかりと確認しましょう。

おしゃれ

愛犬・愛猫のイメージにぴったりの
かわいらしい手元供養

近年のペットブームの中で、ペットの手元供養をする人も増えています。
人間のようにペットの遺骨の一部をネックレスなどに入れて身につける人もいますが、ペットの手元供養ではインテリアのようなかわいいペット用仏壇やガラス製、真鍮製などのミニ骨壺に写真立てを添えて供養をする方が多いようです。
手元供養なら、亡くなった後もペットと一緒に過ごしている気持ちになれますし、ペットも慣れ親しんだ自宅でゆったりと眠ることができます。
また、ペットロスを緩和する意味でも手元供養はおすすめです。
価格も比較的安価に設定されているものが多く、5000円程度で購入できるものも少なくありません。
しかし、飼い主にとってペットは大切な家族ですが、他の人にとってはそうではないこともあります。
飼い主が亡くなったあとの処分は人間と違って法律では縛られていませんので、飼い主が管理できなくなった後は手元供養の中のご遺骨がゴミとして処理される恐れもあります。
そうしたことにならないよう、自分が供養できなくなったらどうしてほしいか、周囲の人に話しておくことが大切でしょう。

女性だけじゃない、おしゃれ男性にぴったりのファッショナブルな手元供養

手元供養の利用者は大半が女性ですが、故人を偲びたいという“想い”は男性も同じです。愛する人が亡くなった際のダメージは実は男性の方が大きく、妻を亡くした場合の男性の余命は、同年齢の平均余命に比べて約30%短くなるとの結果も出ています。男性の皆さんにとっても、手元供養は愛する人を亡くした寂しさから立ち直るきっかけになるかもしれませんね。
最近では「亡き妻の遺骨をペンダントにしたい」という男性の問い合わせも増えおり、おしゃれな男性が身につけてもスタイリッシュにキマるファッショナブルな遺骨ペンダントも人気を集めています。

おしゃれなライフスタイルにも合う、手元供養の選び方 チェックポイント

それぞれいくつ当てはまりますか?
チェックしてみましょう。

【A】アクセサリータイプの手元供養が向いている方

  • 愛する人を亡くし、胸にぽっかりと穴が空いたような気分だ。
  • 故人と一緒によく、いろいろな所に出かけていた。
  • できることなら、ずっとずっと故人のそばにいたかった。
  • 家の中に手元供養品を置く適当な場所がない。
  • おしゃれが好き、アクセサリーを身につけるのも好き。
  • 金属アレルギーなどは無い。

【B】インテリアタイプの手元供養が向いている方

  • 手元供養品でお部屋の雰囲気を壊したくない
  • 部屋にマッチするようなおしゃれな手元供養がいい。
  • 価格はあまり高くない方がいい
  • 手元供養品は寝室や自分の個室に置きたい
  • 一人暮らし、または家族はいるが部屋数はあまり多くない。
  • 遺骨アクセサリーには抵抗がある。

【C】自宅墓やミニ仏壇タイプの手元供養が向いている方

  • 家は広くないが、ご先祖様に手を合わせる場所は作りたい。
  • 子どもにご先祖様への感謝の気持ちや供養の大切さを教えたい
  • お参りの際にお花やお線香を供えたい
  • お墓参りはなかなかできないが供養はきちんとしたい
  • 手元供養でも存在感がある方がいい
  • ご遺骨の粉骨はしたくない。

手元供養品を選ぶ前に決めておくことはコレ!

  • 焼骨をそのまま入れられるタイプにしますか?粉骨するタイプにしますか?
  • ご遺骨は全部収容しますか?一部のみ分骨しますか?
  • 分骨する場合、残ったご遺骨の収蔵先は決まっていますか?
  • アクセサリータイプの手元供養を考えている方は、金属アレルギーなどはありませんか?
  • 手元供養品を置く場所を決めていますか?設置場所のサイズは測りましたか?
  • 持ち主が手元供養を出来なくなったあとのこともある程度決めていますか?
  • 手元供養に使うおおよそのご予算はいくらくらいですか?

おしゃれさだけで選ぶと後悔することも…手元供養品を購入する際のポイント

カタログやオンラインショップの場合、素材、サイズなどの確認を忘れずに。

手元供養をすることを決めたら、購入する手元供養品を探すことになります
手元供養品は仏具店のほか、カタログや最近ではオンラインショップなどでも購入することが出来ますが、カタログやオンラインショップの場合「実際に届いたら、イメージしていたものと違ってた…」ということも少なくありません。
オンラインやカタログから購入する場合は写真の印象だけに捉われず、細かい説明にも目を通し、素材やサイズなどの確認を忘れないようにしましょう。単なるモノではなく、大切な方のご遺骨を入れてご供養するものですので、後悔することが無いよう慎重に選びましょう。

粉骨が必要な場合、粉骨までセットで行ってくれるか確認しましょう。

アクセサリータイプの手元供養などはその多くが遺灰や粉骨したご遺骨を入れて使用します。
指輪やブレスレットなどはご遺骨をパウダー状にする必要がありますが、個人で行う場合、手間だけでなく、精神的な負担もかかります。
また、自分で入れることが可能なタイプもありますがかなり細かい作業になりますので、専門の業者に依頼した方が良いでしょう。
手元供養品は粉骨までセットになっている場合もありますが、商品だけ販売するタイプや、粉骨には追加費用が必要な商品などもあります。購入の際に確認しておきましょう。

手元供養品のお手入れ方法についても確認しましょう。

手元供養品はリビングなどに設置したり身につけたりするためほこりや汚れなどがつきやすく、定期的なお手入れが必要となります。
といってもほとんどのものは特別なお手入れなどは必要なく、やわらかい布で拭いたり、羽根ばたきではたいたりする程度で大丈夫です。細かい部分を掃除をするなら、刷毛や化粧筆、チーク用の刷毛、紅筆などがあれば便利です。ミニ仏壇の場合は仏壇掃除用のものを準備すると安心です。

問い合わせをした時に親切・丁寧に説明をしてくれる業者を選びましょう。

手元供養品はお手頃な価格のものが少なくありませんが、ミニ仏壇タイプやアクセサリータイプなどは高価のものも少なくありません。もちろん、故人のご遺骨を収納するものですから簡単に破損するようでは困ります。強度や機能性なども考慮したうえで、じっくり検討しましょう。
また、手元供養の業者を選ぶ際は実際に問い合わせをしてみると信頼できる業者かどうかがある程度分かります。
「返品交換は可能か」「届くまでにどれくらいの日数がかかるか」「粉骨の追加費用は必要か」など疑問点があったら遠慮なく質問しましょう。丁寧に分かりやすく、また感じよく受け答えをしてくれる業者なら安心です。

アクセサリーなど加工が必要な商品の場合、見積書をもらってから購入を決めましょう。

アクセサリータイプで、粉骨など遺骨の加工が必要な商品は、購入前に見積書をもらいましょう。というのも、商品の代金に、遺骨を加工する際に必要となる送料や加工費などが含まれているかどうか分からないこともあるからです。見積書をもらうのが難しい場合は電話やメールなどで詳しい内訳を問い合わせてみましょう。

オンラインでの購入の場合、
口コミやレビューなども確認しましょう。

最近では手元供養をオンラインショップで購入する人も増えていますが、当然ながらオンラインショップでは実際の商品を見ることはできません。本当に良い商品なのか不安な時は口コミや商品レビューなども確認しましょう。しかし口コミの内容はあくまでも個人的な意見ですので、過度に気にせず参考程度にしましょう。それでも心配な方はオンラインで確かめた商品を店舗で購入できないか調べてみると良いでしょう。

一つのショップだけで即決せず、ご家族と相談してじっくり検討しましょう。

大切な故人のご遺骨を入れる手元供養品は、単なる「モノ」ではありません。価格だけに捉われず、心から納得できる商品を選びましょう。また手元供養品は一緒に住むご家族にとっても大切なものです。ご購入前にぜひ相談してみてください。
出来ればトラブル時の製品交換や商品を管理できなくなった際の処分についても丁寧に対応してもらえる業者を選びましょう。

手元供養の置き場所は?くらしをおしゃれに演出する手元供養の設置方法。

「手元供養品ってどこに置けばいいの?」「手元供養を置く場所で宗教的にタブーのところはある?」というご質問もよくいただきます。
結論から言うと、「手元供養品を置く場所」に決まりはありません。
もちろん、トイレやお風呂場、ベランダなどは論外ですが、常識の範囲内ならどこに置いても問題はありません。
しかしせっかくの手元供養ですから、ライフスタイルにマッチした、故人に語り掛けたくなるような場所を選びたいですね。

置き場所としてよく選ばれているのが
「仏壇」です。

仏壇と一緒に拝むことができますので、家に仏壇がある場合はとても自然な選択と言えます。しかし、せっかくの「手元」供養ですから、仏間などの離れた所ではなく、ご家族の生活に溶け込んだ場所を選ぶのも良いでしょう。

故人をより身近に感じられる場所として選ばれているのが「寝室」。

枕元やベッドサイドのテーブルに置けば、「おはよう」「おやすみ」の挨拶を交わしたり、故人に見守られながら眠ることができます。特に仲の良いお連れ合いやお子様を亡くした方は、手元供養の置き場所として寝室を選ばれている方も多いようです。

おしゃれな手元供養品はリビングにも
ぴったり。

最近の手元供養品はデザイン的にも優れたものが多いため、リビングに置く方も少なくありません。家族みんなが集まるリビングに置いておけば、いつも故人に見守られながら過ごすことが出来ます。誰かが自然に話しかけたり、思い出話に花が咲いたりすることでしょう。
ワンルームであっても、コンパクトな手元供養品なら棚の上や出窓の横などに置くことが出来ますので、一人暮らしの方も安心して使用できます。

コンパクトな手元供養品なら職場やおしゃれなオフィスにも。

自分だけのスペースがある職場なら、オフィスに手元供養品を置くのも良いでしょう。故人が見守ってくれていたら仕事もはかどり、疲れた時にも元気をもらえます。しかしご遺骨が入っているものですので、周囲の同僚に不快に思われる場合もあります。また紛失の心配がある場合なども避けた方が良いでしょう。

手元供養品を置く場所の注意点

①落としたり破損の恐れがある場所には置かない

「“故人が寂しくないよう、にぎやかな場所に置こう”と考えリビングに設置したら、子どもに落とされて破損してしまった―」ということもあります。
せっかくの手元供養品が壊れてしまわないよう、お子様やペットなどの手が届かない場所に設置しましょう。
人の往来が少ない場所であっても、地震やちょっとした衝撃で落ちてしまうこともあります。
万が一倒れたり落ちても大丈夫なように、下にやわらかい布などを敷いておくと安心です。
ガラス製、陶器製など壊れやすい素材の手元供養品や、落下するとケガをする恐れがある自宅墓などは取り扱いに気をつけてください。

②カビを防ぐため、できるだけ湿気の少ない場所を選ぶ

手元供養品の多くは「分骨」または「粉骨」したご遺骨を入れますが、「粉骨」の場合、ご遺骨を細かく砕いているため水分を含みやすく、放置しているとカビが生えてしまうこともあります。こうしたことを防ぐため、手元供養品はなるべく湿気のない場所で保管すると良いでしょう。

③リビングなどに置く場合は来客など人目に配慮を。

故人のご遺骨を収納した手元供養品は家族にとっては大切なものですが、他人の場合は「ご遺骨が入っている」ということ自体に抵抗感を感じることもあります。
リビングなどに置く場合はご遺骨が入っていることが分からないものを選ぶか、来客などの際はカバーを掛けたり、人目につきにくい場所に移動しておくと安心です。

おすすめのおしゃれな手元供養品を
ピックアップ!

では実際にどのような手元供養品が選ばれているのでしょうか。
人気の手元供養品をピックアップしてご紹介します。

いつもそばに感じられる新しい供養。

散骨とセットになった自宅用ガラスのお墓「KOBO」(コボ)

小さなお墓 KOBO
https://breezekobo.com/

すべての仏具に栗の木の無垢材を使った

手元供養壇en

手元供養壇 en【仏具付】 | オープン型仏壇の通販 ルミエール
https://www.lumiere8.com/

遺骨や遺灰を納めて大切に身につけられる

インナーポケット機能付きのソウルジュエリー

Soul Jewelry 公式オンラインストア
https://www.mao-online.com/

コンパクトで場所を選ばないオープンタイプのミニ仏壇

祈りのステージ「アリーナ・アッシュグレー」

祈りのステージ アリーナ
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手元供養もつけられる!おうちの中に置ける小さなお墓

自宅墓「おくぼ」

自宅墓「おくぼ」-永代供養も付けられる新しい手元供養
https://yamanostone.co.jp

おしゃれな手元供養品の納骨方法は?

おしゃれな手元供養品の多くがコンパクトサイズ。しかし、「こんなに小さいのにどうやって納骨するの?」とちょっと心配になりますよね。ここではタイプ別の手元供養品の納骨方法をご説明します。

ミニ骨壺

ミニ骨壺はそのままご遺骨を納めるタイプと粉骨したご遺骨を納めるタイプがあります。粉骨をする場合ほとんどが専門の業者に依頼をすることになりますが、粉骨がセットになった手元供養品もあります。
セットになっている場合は業者にご遺骨をお届け(郵送)し、業者がご遺骨をパウダー状に粉骨して送ってくれます。業者で骨壺に納めて送ってくれたり、残ったご遺骨を散骨してくれる業者もあります。

アクセサリータイプ

ペンダント(※ご遺骨や遺灰をそのまま納める)

ペンダントトップがカプセル状になっているアクセサリーはそのままご遺骨を納めることができるため、骨壺の中からちょうど良いものを選んでご自身で納骨できます。

指輪(※業者が粉骨・加工を実施)

遺骨ジュエリーの中でも指輪やブレスレットなどは故人での加工は困難です。一般的には遺骨やご遺灰を業者に送り、粉骨後防水性が高い特殊な樹脂などで固めてアクセサリーに納めていきます。

自宅墓

2寸壺ほどのミニサイズの骨壺に分骨したご遺骨をそのまま納めます。
ご遺骨を細かくする必要がないためご自分で納めることができますが、遺骨にカビなどが生えないよう手で直に触れないようにしましょう。

参考/自宅墓おくぼ

※納骨方法はあくまで参考です。他の方法で実施している業者もあります。

おしゃれな女性も身につけたくなる!アクセサリータイプの手元供養品にはどんなものがある?

アクセサリータイプの手元供養品は、故人が最も身近に感じられる手元供養のひとつです。
遺骨をアクセサリーにするには粉骨や加工などが必要となりますので、そのことに抵抗を感じる人もいます。
しかし「愛する人と離れがたい」「大切な人をいつもそばに感じていたい」というひたむきな思いでアクセサリータイプの手元供養を選ぶ方も少なくありません。
最近ではアクセサリータイプの手元供養品も、ペンダント、指輪、ブレスレットなど様々な種類のものが用意されています。

遺骨ペンダント

遺骨リング

遺骨ブレスレット

参照/ソウルジュエリー
https://www.souljewelry.jp/soul_Jewelry/detail/579.html

手元供養だけじゃない、最近はおしゃれな位牌も登場してるってほんと?

手元供養品と位牌をセットで置く方も多いようですが、一般的なお位牌はリビングなどに置くと違和感を感じることもあります。
最近ではお位牌についてもお洒落なデザインのものがたくさん登場しています。
手元供養と一緒に設置する際は、こうしたおしゃれなお位牌を選ぶと良いかもしれませんね。

ガラスのお位牌

https://bee-s.net/SHOP/88432/list.html

くつろぎの位牌

https://recole.osohshiki.jp/

森の位牌

https://www.inori-orchestra.net/

モダン位牌 「優徳」

https://www.lumiere8.com/

ペットの手元供養も人気。こんなおしゃれなグッズがそろってます。

数十年前までは、ペットが亡くなった際、庭などにお墓を作り遺体を土葬するのが一般的でした。
しかし近年は、ペットが亡くなった後に火葬される方が増え、2021年に行われたアンケート結果(インターネット調査)ではペットを火葬する人は全体の83.0%、土葬は17%と大半の方が火葬を選んでいることが分かりました。
その大きな理由としては、近年の住宅事情とペットに対する考え方の変化が挙げられます。
昔のように広い庭のある一戸建ての家に住む方が減り、マンションやアパートなど庭を持たない方や一戸建てでもペットを埋葬する土地がない方、庭にペットを埋葬することに違和感を持つ方が増えています。
また、近年ではペットは「家族の一員」としてより近い存在となっており、ご遺骨に対しても大切に取り扱う人が増えています。実際、火葬後約8割の人が返骨を希望しているそうです。
返骨後のご遺骨については「霊園や納骨堂に埋葬する」「散骨をする」「自宅に埋葬する」「自宅で手元供養をする」などの方法で供養されています。
ペットのご遺骨は人間と違って「墓地埋葬法」に縛られることがありませんので、どのような方法でも法的には問題ありませんが、より丁寧な供養の方法として「手元供養」を選ぶ人も増えています。
ペットの手元供養も人間と同じで、ミニ骨壺やペンダント、キーホルダーなどに遺骨の一部を入れ身に着ける“アクセサリータイプ”、かわいらしいオブジェのような“ミニ仏壇タイプ”などがあります。
価格は人間用よりリーズナブルなものが多く、数千円単位のお求めやすいものも少なくありません。

ペット供養

遺骨キーホルダー
クリメイションジュエリー「Paw3」
https://dearfamily.jp/

ペット供養

ミニ祭壇
https://dearfamily.jp/

亡くなった赤ちゃんのために、かわいくておしゃれな手元供養。

赤ちゃんを亡くした方、死産・流産などで、生まれる前に赤ちゃんが天使になった方の悲しみは計り知れません。
そんな赤ちゃんを愛情こめてご供養し、またご両親やご家族の悲しみを癒すために選ばれているのが「赤ちゃん用の手元供養」です。
赤ちゃんの小さなご遺骨を入れる手元供養品はかわいらしいデザインのものや、優しい色合い・風合いのものが多く、また身につけて、赤ちゃんをそばで感じながらご供養できるアクセサリータイプのものも選ばれています。

ミニ仏壇セット|小さな祈りのステージ(飾り台ナチュラルセット)

https://www.miraisoso.net/

TOPICS

手元供養で入りきれなかったご遺骨はどうする?

手元供養の場合、収容できるご遺骨は全体の中のほんの一部です。つまりご遺骨の大半が残ることになりますが、この残ったご遺骨はどうすれば良いのでしょうか。
「墓地、埋葬等に関する法律」ではご遺骨がどんなに少量であっても、決められた場所以外に埋葬することは法律違反とされています。定められた場所とは「墓地」として認定を受けたところということになり、「埋葬」はそれ以外にはできません。他の選択肢としては、ご遺骨を埋葬ではなく“収蔵”する「納骨堂」や「永代供養塔」、そして埋葬も収蔵もしない「散骨」が挙げられます。

墓地に埋葬する

既存のお墓をお持ちの方は、残りの遺骨をそこに埋葬できます。
一言で墓地といっても「霊園」「地域の墓地」「寺院墓地」などがありますが、最近では自然に包まれた公園のような環境の中で眠ることができる「樹木葬墓地」を選ぶ人も増えています。

納骨堂や永代供養墓に収蔵する

ご遺骨の安置場所として「納骨堂」を選ぶ人も多いようです。
納骨堂については墓地埋葬法2条6項で、「他人の委託により焼骨を収蔵するため、都道府県知事の許可を受けた施設」と定められており、埋葬ではなく「収蔵場所」として許可されています。
また最近では、お墓や納骨堂の承継者がいない方も増えており、お寺や墓所の管理者が親族に代わってご遺骨の管理・供養を行う「永代供養」を選ぶ方もいます。永代供養には個々の骨壺のまま収蔵する「個別タイプ」と他の方のご遺骨と一緒に埋葬する「合葬タイプ」があり、最初から合葬墓に埋葬する場合は価格も比較的安価に設定されています。

海などに散骨する

散骨とは、火葬したご遺骨を粉末状にし、海などに撒く供養方法のことです。
「散骨を考えているけれど、法律上問題は無いの?」と不安に感じる人もいますが、実は散骨はいわゆる「グレーゾーン」の扱い。
散骨は節度を持って行えば法律には抵触しないとされていますが、地方自治体によっては条例で散骨を規制しているところもあります。
業者が行っている散骨のほとんどが「海洋散骨」ですが、山や他の場所への散骨を希望する人もいます。しかし、詳しい知識がないまま個人で散骨すると「墓地埋葬法」や「死体遺棄罪」などの法律に触れてしまうこともありますので、散骨の際は細心の注意を払い、出来るだけ専門の業者に依頼しましょう。

残りのお骨の行き先…これだけはNG!

「手元供養品に入れた残りの遺骨はそんなに多くないから、自宅の庭や山などに埋めておいてもいいかしら?」
これは絶対にダメです!!お骨の量にかかわらず、ご遺骨を墓地以外に埋葬することは法律違反で、墓地埋葬法違反、最悪は「死体遺棄罪」になることもあります。ご遺骨の埋葬は必ず法律にのっとって行ってください。

手元供養の後も安心。
自宅墓「おくぼ」永代供養セットプランの納骨方法は?

「自宅墓おくぼの永代供養セットプラン」は、自宅墓に分骨したあと、残りのご遺骨を雄大な阿蘇の大自然に包まれた樹木葬墓地に埋葬し、さらに自宅墓での供養が終わったあとのご遺骨も埋葬することができる、まさに理想の供養プランです。
共同のお墓で永代供養をする「合葬墓プラン」と個別のお墓のまま、15名様までご遺骨を埋葬できる「家族墓プラン」が用意されており、供養の方法やご予算に合わせてプランを選べるのもうれしいですね。

入りきれないご遺骨を
永代供養の樹木葬墓地(合葬)にご納骨

おくぼで心ゆくまで
おうちでご供養

管理できなくなったら
ご遺骨を骨壺ごと金剛宝寺に郵送

永代供養の樹木葬墓地(合葬)にご納骨し、
丁寧に永代供養
(プレート付き)

手元供養の疑問を解決!Q&A

Q.手元供養をしたいのですが、行政機関での手続きは必要ですか?

A.手元供養に限らず、ご遺骨を家に安置することは法律的には問題ありませんので、行政などの手続きは必要ありません。しかし、手元供養が終わったあと、ご遺骨をお墓や納骨堂などに納める際は「埋葬証明書」や「分骨証明書」が必要となります。この書類が無いと他の施設にご遺骨を納めることが出来なくなりますので、将来埋葬する可能性がある場合は証明書をもらっておいた方が良いでしょう。

Q.ご遺骨はどのタイミングで手元供養品の中に納めたら良いですか?

A.お墓や納骨堂へのご納骨は、四十九日法要の際に行うのが一般的ですが、手元供養については「いつ納める」という決まりはありません。しかし、ご遺骨をお墓や納骨堂に納めてしまったら分骨が難しくなりますので、ご納骨の前までに手元供養品を用意する方が多いようです。
ですが、手元供養品は粉骨がセットになっていたり、お名前や好きな言葉などが彫刻できるものもあり、そうした作業に時間がかかることもあります。その場合は四十九日法要までに納品してもらうことは困難になりますので、あらかじめ小さな骨壺などに少量のご遺骨を分骨しておき、手元供養の完成後に納骨を行うと良いでしょう。
四十九日までは何かと多忙で、手元供養品をゆっくりと選ぶ時間がとれないこともありますが、分骨しておけばゆっくりと、納得できる手元供養品を購入することが出来ます。

Q.手元供養の管理の注意点はありますか?

A.手元供養品のお手入れは通常のインテリアなどと変わりませんが、中にご遺骨が入っているので破損・紛失などがないよう慎重な取り扱いが必要です。「手元供養をしているうちにご遺骨にカビが生えるのでは…」と心配される方もいますが、普通の生活の中ではほぼ心配はありません。ただし、ご遺骨を触る際に素手で触れると手についた雑菌が原因でカビが生える可能性もあります。分骨の際は必ずビニール手袋などを着用するか、割りばしなどを使いましょう。

Q.手元供養品にご遺骨を納める時「粉骨」をすると聞きました。粉骨とは具体的にはどのようにするのでしょうか?

A.手元供養品への納骨方法には「①ご遺骨の一部をそのまま納める方法」と「②ご遺骨を粉骨して納める方法」の2種類があります。一般に納骨スペースが大きめのものは①を、ペンダントなど納骨スペースが小さなものは②となるケースが多いようです。
粉骨には様々な方法があり、家庭にあるハンマーなどで遺骨を砕くのも方法の一つです。しかし、火葬された遺骨はセラミック状になっているため破砕は難しく、パウダー状にまで加工するは自力では困難です。また、ご遺骨を砕く行為は精神的にもかなり疲弊しますので、業者にお願いする方が良いでしょう。専門の業者であれば機械を使用してパウダー状に美しく粉骨をしてくれます。粉骨の費用は洗浄・乾燥から粉骨まで2~3万円程度のところが多いようです。

Q.手元供養でご遺骨を粉々にするのは法律違反にならないの?

A.上記で粉骨について説明しましたが、「ご遺骨を粉々にするなんて、違法にならないの?」と心配される方がいます。
結論から言うと、供養のために遺骨の形を変える行為は違法ではありません。
刑法190条では「死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄した(中略)者は、三年以下の懲役に処する」と書かれていますが、パウダー状に粉骨するのは遺骨のご供養のためですので問題はありません。

Q.分骨すると成仏できなくなると
聞きました…。

A.「分骨すると言ったら親戚に『遺骨がバラバラになると成仏が出来なくなる』と言われた…」と悩んでいる方がいますが、そんなことはありません。
仏教の教えに分骨をとがめるものはなく、むしろお釈迦様のご遺骨も「仏舎利」と言われ世界中に分骨されています。また地域によってはすべてのご遺骨を骨壺に納めず、入りきれないご遺骨は火葬場の合葬墓に移されるところもあります。そうしたことからも分骨すると成仏ができなくなるといったご心配はありません。

Q.遺骨ペンダントをつけたいけれど、雨に濡れても大丈夫?

A.これは気になるところですね。遺骨ペンダントをつけてお出かけをしたいけれど、突然雨に降られて濡れてしまう…ということもあります。
そうしたご不安がある場合は、防水タイプのチタン素材のペンダントを選ぶと良いでしょう。
チタン製のものは強度がありながらも非常に軽量で、耐食性に優れています。また酸や海水などでも変色や錆びがつく心配がありません。しかし、水の侵入が完全に防げるとは言えませんので、入浴や水泳などの際は外した方が無難です。

Q.手元供養をしたいのですが、自分も高齢なので亡くなった後が心配です。

A.手元供養品は持ち主にとってはとても大切なものですが、ご家族・親族にとってはそうではない場合もあります。
残された人が「手元供養をする気がない。しかし遺骨が入っているので、扱いに困る…」とお困りになることもあるでしょう。
手元供養をする際は、ご家族や近しい方に対し、万が一の時にはどのようにしてもらいたいのかしっかりと伝えておきましょう。

手元供養は大切な人を想いながら暮らしをおしゃれに彩る、これからの
供養のスタイル!

「手元供養は真心こもった供養であるだけでなく、生活を彩るものでもあるのね」
「そうなんです。手元供養の人気が高まる中で種類もどんどん増えていて、今はおしゃれな手元供養品がたくさんそろっていますよ。」
「本当にいろいろな手元供養品があって迷っちゃうわ。」
「手元供養は故人を身近に感じ、亡くなったひとへの想いを大切にしながら供養をするとても素敵なアイテムです。今はインターネット・店舗・カタログなどいろいろな方法で選ぶことができます。ぜひ自分が納得いくものを、楽しみながら選んでくださいね。」
「ありがとう!」

終活カウンセラーからの一言

「供養」というと、どことなく暗いイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
しかし、手元供養品は「暮らしの身近に置いたり、身につけたりするもの」なので、毎日一緒に過ごしても暗い気持ちにならない、インテリアのような素敵なデザインのものやおしゃれなフォルムのものが人気を集めています。
手元供養は形式にとらわれず、自由なスタイルでお参りしたり、故人に思いを馳せることができるのが魅力。
今は仏具店だけでなく、インターネットのショップサイトなどでもバラエティ豊かな手元供養品がそろっています。
その中からぜひ心から納得のいく素敵な手元供養品を探してみてください。

終活カウンセラー1級
お墓ディレクター2級 山野石材(株) 河野 文



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